「意識的」と命令。

2024年06月16日

意識的ってどう言うイメージがあるでしょうか。
何かを自分の思い通りにする、
なんていうイメージありませんか。

私はよくこの言葉を使いますが、
ちょっと待てよ、と。

日本語で意識的というと、どこかしら
命令をするような雰囲気がありませんか。

意識的に動く。
意識的に抑える。
などなど。

意識した対象を
自分の意思、思惑通りに動かしたい。
そんな雰囲気があります。

レッスンで使う「意識的」は
これとは少し違います。

よくヨガの例を使うのですが、
聞き齧ったヨガの話なので違っていたらすみません。

ヨガの達人ともなると身体の隅々まで
思うように動かすことができるようになる人がいるようです。
普通なら自分の意思では動かせない筋肉まで
意思通りできるようになるらしい。

これは自分の意思で、
様々な筋肉に命令して従わせている状態です。

レッスンでいう時の意味は
こういう命令的な意味ではないんです。

これは極端な例ですが、
ここまでではないとしても
自分に対して、ここはこう動け、
こっちはこう動けとやってはいませんか。

感覚を信じられるものとして、
思ったことをほんとうに
やっている実感があり、
より良い使い方ができるように
元々持っている習慣をやらないという
決定をしっかりとする。
刺激に対しての反応をコントロールする。
このことを「意識的」にするんです。

自分に対してあれこれ思い描く、
こう動かす、ああ動かすと
命令するという意味ではないんです。

今までやっていた、自動的な反応を
やめることを「意識的」に
コントロールするんです。

こっちの方の意味を
多く含んでいるように思っています。

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