「感覚」に騙される。
2023年12月29日
今まで何度となく、
演奏には息が大事です。と聞いてきた。
それできちんと息を使って吹いてきたつもりでした。が、
ロングトーン練習で使っていた息の状態が、
指を使うとか
曲を吹くとなると、
きちんと息を使えていませんでした。
特にタンギングが続くような時なんかが顕著に。
次の本番で演奏する曲に
ストラヴィンスキーのプルチネラがあるんですが、
その中のイタリアの踊りに合わせて演奏される
3拍子の早いテンポの曲を練習している時に、
なぜだかふと、改めてきちんと観察して見たんです。
そしたら、表現が難しいんですけど、
息を入れていると思っていただけで、実際には
早いタンギングが続くと息を呑んでしまっているように吹いていました。
(実際に息を呑んでしまっていると、
音が出ないので厳密には違うんですけど、そうとしか言えないような感覚でした。)
改めて、感覚って自分も騙してしまう、ということを経験しました。
自分が感じていることは、ほんとじゃないかもしれない。
アレクサンダーさん、これに気づけたのほんとにすごい!