ああすれば、こうなる。

2024年10月02日

身体を意識して動かす。

という時、
どうやって動かしますか。

歩く時を例にすると、
どちらかの足を前に出して、
どのくらいの幅で動かし、
段差がないか確認して、
どのくらいの速さで動かすかを決め、
前に出した足が着地したら、
今度は反対の足を同じように動かして、、、、
とすることだと思うのではないでしょうか。

こんなことしていてはなにもできません。
当たり前ですよね。

私が言いたいことは、上のように
あれこれコントロールして動かすことではありません。

歩いているときに動いているところ、
なにを考えたのか、など
起こったこととをただただ観察する、
という意味で言っています。

いろいろなつながりで、
私たちは動くことができています。

あらゆるつながりを知った上で動くなら
上のようにしてもできるんでしょうが、
私は私のつながっているものを
ほとんど知りません。

身体の部分同士のつながり。
意識と身体のつながり。
ざっくりとしたものから
ごくごく細かいことまで。
本当にいろいろな、たくさんの
つながりを持って生きています。

ここをこうすれば、
こっちがこう動いてしまう。
あっちをああ動かせば、
あそこがそう動いてしまう。

これら全てをコントロールする、
なんてことなんてできる気がしないです。

アレクサンダーさんは、舞台にあがり
きちんと立とうとした時に
床を足指でぎゅっと掴んでしまっていた。
このことが全身のあちこちに
悪い影響があることに気づいた時、
もちろん足指をぎゅっとすることをやめようとしました。

しかし、それではうまくいかないことの方が多かったんです。

ああすれば、こうなるで考えていたんです。

アレクサンダーさんがこの考えから抜け出せた時、
彼のテクニックが生まれたと思っています。

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