やろうと思えばできるのかな

目的に達する効果的な手段あるいは状態が、
形成された習慣とは別個に存在するということです。
そしてそれが、習慣にさからって
働きはじめるとさえ仮定されている。
ーー　ジョン・デューイ「人間性と行為」

コップを取るなんていうなんでもない動きも
習慣というクセを変えることなく、
何か別の方法でやろうとしても
その別の方法はうまくいかないことが多い。

習慣というクセを変えることなく、
何かをプラスすることはむつかしく、
習慣を上書きするのはむつかしい。
習慣的にやってしまうものを
やらないという選択ができない限り、
新しくやろうとすることは習慣に押しのけられてしまう。

新しいなにかを教わって
何かしらの変化があったと思ったとしても、
それははたして変わったという以外の
ものがあったかどうかは、変わったということに
目を奪われず、よくよく観察したほうがいい。

自分が何かをやろうと思いさえすれば
思ったようにできる。
できないのは練習が足りないんだ。

そう思っていました。
でも、今はそうは思っていないです。
しかも、できたと思えても実際に
やろうとしたことができているかは疑問です。

できたと思ったときには
自分の中のやった感は満たされます。
できたっ！って。

やっぱり自分の中にある動きのレパートリーからしか動けない。