ゆっくりゆっくり。
足を痛めた時って庇いますよね。
その庇ったやり方が
足が回復しても残っている時ってあるんですよ。
例えば、怪我をすると
バランスがいつもとは違っているので、
歩く時に腕に力を入れ
足の代わりにバランスを取っていた場合、
足が回復してバランスがいつものように
取れるようになっても、腕は
足の代わりにバランスを取っていた時と
同じようになにかしらのことをまだやっている。
それに気付けないことも多いです。
足が回復するまでに
習慣化してしまうので、そもそも
やっていることにさえ気づきにくくなっています。
怪我でなくても、
そういうものが積み重なって
その人らしい動きになっていくのですが、
それが何か別のものの原因になってしまうこともあります。
同じように、マッサージなど
強制的に緩ませてもらう時も要注意です。
緩んだ時の動きがわからないので、
どこかぎこちない動きになります。
ふわふわするように感じるとか、
地に足がついたとか、
施術の後の感想は人それぞれでしょうが、
いつもと違うことが短い時間で変化した時、
やっぱりどこかぎこちない動きになります。
ぎこちなさを庇うように動いてしまう。
その庇った動きだけが残ってしまい、
別のものの原因になってしまう。
かもしれない。
劇的に変わるものって少し危ない面もあります。
なんでも同じだと思うのですが、
プラスが強いものは、
同じようにマイナスも強い。
プラスとマイナスは同時にあるものです。
どちらが良くてどちらが悪い
という話でもなかったりします。
作用・反作用、プラスイオン・マイナスイオン、
クスリ・リスク、陰・陽だったり、
世界はそういうふうにできているんですよね。
全部フラクタルなんです。
これは私たち自身も同じです。
急激な変化は何か別の問題を起こすかもしれない。
自分自身でもわからないくらいの
変化がちょうどいいのかもしれません。
物事はゆっくり進んでいき、変化していく。
結局これが一番強力だったりします。