ヘロヘロな音
曲を練習していてなんだかヘロヘロの音になる時ありませんか?
色々な場面でやってしまいます。
・譜面が黒く、運指にばかり気を取られている時
・タンギングが続くような時
・跳躍する時
なんかがやりがちな時じゃないでしょうか。
吹奏楽器に限りますが、
こんな時ほとんどは
息をほとんど出せてないことが多いです。
音は出てる場合、吹いてはいるんですがかなり量が減っている。
吹奏楽器って、
吹きながら、
指を動かして、
タンギングもする。
かなり色々やっている。
ここにもう一度返ってきて、
一つづつ確認し、できるようになったらいっぺんにやります。
以前私が所属してる楽団(アマチュア)のクラリネット仲間に、
左指一本の「ラ」から全部押さえる「シ」の音に移る時、息を止めてるように聞こえたので
、そう言ったことがあります。
本人は息を止めているつもりはなく、言った後も気づけませんでしたが、何回かやっているうち気づけるようになり、
「あー、やってますね〜」。
でも、やめることができない。
この場合、息を出し続けることができない。
この運指の時には息を止める、という習慣ができちゃっている。
クラリネットにとって初めのうちは全部押さえる「シ」の音ってなかなかでない音なんです。
左手人差し指だけの「ラ」からいっぺんに全部押さえる「シ」に移る時に音がひっくり返ってしまい、そこで無意識か練習して身につけたのかわかりませんが、息を止める=吹き直す、をするとひっくり返らないので、その時までやり続けていたのかもしれません。(推測です)
私もタンギングするときや黒い譜面の時やっちゃいます。
ついつい息を出し続けることをおろそかにします。
mfくらいでどうなってもいいから、息を出すことだけを考えて指を動かす練習をします。飛び出して聞こえたりして均一に聞こえないかもしれませんがとにかく出し続ける!
と思ってやっても、ついつい息をおろそかにする。
音を出せるようになってから、どうしたいかを練習できるのに!
「やりたいこと」の多くは、「やりたい」と思わされてる。
自分のやっていることはあまりに普通にやっているので、自分ではどうやっているか気づけないことが多い。上の記事で「内面化」と呼んでいることは気づけない。
レッスンでは、そこに焦点を当ててみていくこともできます。
楽器の練習のための身体の使い方レッスン。ぜひ活用してみてください。