一つづつ。全部一緒に。

2024年06月10日

テンポが良くなる練習法、
みたいなものを読んでみると大抵
メトロノームを使いましょう!って
書いてあるんですけれど、
それってほんとに??っていう疑問です。

そういう記事を書いていらっしゃる方の
気持ちというか意図はすごくわかるんですけれど、
実際にテンポが一定じゃなくなってしまう人の
気持ちというか、原因がわかっていないんじゃないかな。
そう偉そうにも思ってしまうんです。

テンポが揺れてしまう、もしくは
周りのテンポとズレる、という人。

自分のテンポ感を
周りやメトロノームに
丸投げしてしまっている人が多いです。

もっというと、
自分の中にその演奏している音楽の
テンポ感がなく、演奏しているということです。

いやいや、しっかり
練習で鳴らしていたメトロノームのテンポを
再現しようとしているし、
そのテンポで演奏しているよ!と
おっしゃるかもしれませんが、
それが丸投げしているということです

自分でやるんです。

自分勝手という意味と
混同してしまうかもしれませんが、
それはちがって、
自分の中で音楽のテンポを作り、
それを周りの人とすり合わせていくんです。

俺のテンポはこうだ!
このテンポは正確だから
絶対変えないし、お前ら合わせろ!
じゃないんです。

自分の中のテンポって簡単で、
歩いている時のテンポって一定ですよね。
たったそれだけです。

落ち込んでいる時は、ゆっくりになるし、
ウキウキしている時は、少しいつもより速くなる。

これは音楽表現にも言えて、
落ち込んでいる時は、ゆっくりになると同時に
足取りが重くなる。重さが加わっているんです。
(これは話が逸れるのでこれくらいにします。)

なぜテンポが揺れてしまうかって、
何か別のことに頭を使っていて
テンポのことが疎かになっているから。
これも大きな原因です。

なんでも一緒ですが、吹奏楽器だと
譜面が難しすぎて、息を出すことを疎かにしちゃう。
これも同じです。

妄想しすぎて、まっすぐ歩いていなかった。
これも同じです。

あれとこれが、別々に一つづつ
余裕にできるくらいになって始めて
どっちも同時にできるようになるんです。
同時にできるようになる準備ができたんです。

どちらか一方を、自分にとって
考えなくても良くなるくらいまで
ハードルを下げてみる必要があります。

二兎を追うもの一兎も得ず。

やっぱり丸投げすることは
なににおいてもいいことはないですね。

自分でやる。

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