刺激→反応。

何かの入力があった時
どう出力するのかという話です

入力は大きく分けて二つ。
外からと内から。
外は自分以外からで、
内は自分自身から。

外の刺激。
蚊が飛んできた。
話しかけられた。
何かにぶつかった。
などなど。

内からの刺激。
動こうと思った。
何か考えた。
連動して勝手に動いているもの。
などなど。

どちらの入力であっても、
私たち自身に入ってくるものです。
これに対してどう反応するのか。
その反応の仕方を変えましょう、ということです。

反応の仕方自体が、自分の使い方です。

反応している、ということ自体
気づけていない人が多いんです。

反応自体を気づけていないんですから、
その反応を変えることなんてできません。

自分自身を観察して、
より自分自身が何をしているのかを
わかるようにしていくことが必要なんです。

何か動作をした時に、理想的には
連動して動いてしまっているものも含めて、
どう動いたのかがわかるようになる。

動いた順番だったり、
動かしたところ、動いたところ、
その時意識はどこにあったのか、
何を考えていたのか、などなど。

難しく書いていますが、
なんのことはない、
自分に興味を持ちましょうということです。

観察し、反応がわかるようになると、
次の段階へ進めるようになります。

レッスンでわかるようになります。
その上でレッスンが進みますので、
ご安心ください。

丸ごと捉えるのが大事、なんて言ってたのどこいった。
と、思われるかもしれませんが、
全体の中の部分が抜け落ちている状態で、
抜け落ちているものが多すぎる状態で、
いきなり全体といったところで、
すかすかな、まとまりのない全体のようなものがあるだけです。

細かく見ていって、
これもある、あれもあるとわかった上で、
動いて、刺激に対して反応を見ていく。

そうして初めて全体の中にいることがわかるようになる。

全体を認識する、ということはできません。
全体だ、と目の前に見えた時点で
それは部分でしかないからです。

いきなり丸ごとを捉えようとして
そこから中身を埋めていく。
これもまたありでしょう。

どちらの方がしっくりくるのか、
人それぞれです。

細かく考えすぎる人、
ぼやんとしたイメージで捉えるのが得意な人、
それぞれで違うからです。