動きの観察。
2024年08月17日
動きの観察をするとき、
メトロノームは使ってはダメです。
ついついカチカチに合わせたくなってしまうから。
今の目的は動きを観察すること。
音と音の移り変わりの時に、
音と音の切れ目の時に、
どういう動きをしているのかを、
しっかりと観察するんです。
サックス奏者松下洋さんのライブ配信で
舌の話が出てきた時、
考えることなく、俺の舌はこうです、って。
言えるってことは、そうやっている、
そうできるように練習した、ということ。
キレイにタンギングしたい。
そんな曖昧なものではなく、
舌のどこで触れるのか、
舌はどれくらいリードと離れているのがいいのか、
その時の息の入れ方は、
などなど、あらゆることを試したんでしょうね。
繊細なことをやっている時に、
カチっカチっ、なんてどでかい音が鳴っていては
わかるものもわかりません。
先生方がメトロノームで練習しろ、というのには、
こういった繊細なことがすでにできるようになっていて、
別の話をしていると思われます。
ゆーーーっくり、
ゆーーーーーーーっくり。
動かします。
全ての動きを。