呼吸②
2024年01月03日
前回、呼吸についての話かと思いきや、
習慣について書いてしまったので改めて。
演奏している時も
呼吸はいつもが一番と言いましたが、
いつも通りと言っても、何もしないわけではありません。
もちろん観察もしますし、
習慣が出ないように自分に「待て」をしたりします。
そう、あの「待て」です。
わんこにいうアレです。
あれを自分に言う。
わんこ自身の「待て」の時の身体の状態って
私が言う状態とは違うんですけど、
「待て」を言うことはします。
わんこの「待て」の時の状態を
レッスンで生徒さんがやっていると
それはもう一回!と言うことになります。
例えばエサの時間。
「待て」と言われたわんこは食べたくてソワソワしちゃって、
かわいいんですけれどね、それは違う。
レッスンで生徒に自分自身に
自分で「待て」を言ってもらう。
その時はこれからするであろうことを
やること自体を諦めてもらいます。
もし呼吸を目的とするなら、
吸おうとする時に起こる筋肉的反応それ自体をやめる。
はこうとするときに起こる筋肉的反応それ自体をやめる。
吸うことを諦めてしまうのではなく、
目的として吸うことは持ったまま、反応だけをしない。
はくことを諦めてしまうのではなく、
目的としてはくことは持ったまま、反応だけをしない。
なんのことだかわからない方はぜひレッスンで!
そう言った意味で、いつも通りの呼吸が一番、と言ったんです。
演奏するとき、呼吸でやってしまっているものを、しない。
練習で身につけた呼吸法。それをしない。
練習して身につけたものって、やらないってこと、難しいんですよね。
ただただ立って自分を整えた時に起こっている呼吸ができるように。