地に足つける。
2024年04月12日
何かをするときに確実なものってなんだろう。
なんでも同じだと思うんですが、
何か確実なものがないと判断しようがない。
アレクサンダーテクニークの話をするときに
この話はとても大事だと思っています。
判断するときに何を基準に判断するのか。
自分の身体です。
自分の身体は
触れることができるし、
心臓の鼓動を感じることができる。
タンスの角に足指をぶつけるととても痛い。
蚊に刺されると痒い。
痒いと思うから痒いんだ
ではなく、痒いものは痒い。
ここから始めませんか。
自分の身体はまさしく
ここにあるという実感があります。
自身を観察をすることで
今何をしているのかがわかる。
本当の意味でわかるようになるには
色々な経験や練習が必要ですが、
とにかく何をしているのかがわかる。
ここから出発する。
あれがいいからやってみよう、
これがいいからやってみた。
あのすごい人が言ってるから、
先生が言ってるから。
やってみたらすごい、
やっぱりあの人の言ってることは正しいんだ。
ここから出発すると
いつまで経ってもきょろきょろする。
これでいいのか不安で
ますますきょろきょろする。
それだと判断基準が外にあるんですよ。
判断基準を取り戻しませんか。
自分から出発する。