学問をたのしむ心

2024年12月15日

小林秀雄と岡潔というとてつもない知識の会話を
たのしむことができる「人間の建設」
冒頭からはっとさせられました。

世のおじいさんたちがおっしゃる
若いもんはなっとらんって、あれ。
なのですけども、私自身年齢だけは重ねておりますので
わかる部分も出てきました。

学問をたのしむことができていないと言うんですね。
勉強なんて楽しくなかったという人、ちょっと待ってください。
それはテストのためとか受験のため、いわゆる成績のためのもので、
ここで言っている学問とは違います。


 人は極端になにかをやれば、必ず好きになる。


確かにそうです。
私もクラリネットをずっと吹いてきて好きになってますもの。
好きになろうと思って好きになっていたわけじゃなく、
始まりはいきなり音が出たから、ただそれだけです。
でも今は好き。

好きになったらより難しいことがしたくなる。
今まで簡単だと思っていたことも、
難しいと感じるくらい色々なことがわかってくる。
タンギング(舌で音を区切るようにする奏法)一つとっても、
今までよりも繊細なことがわかるようになっているし、
これからもどんどんわかってくることが出てくるだろうし、
今の考え方が間違っていた、なんてこともあるかもしれない。


むつかしければむつかしいほど面白いということは、だれにでもわかることですよ。
そういう教育をしなければならないとぼくは思う。


何かと難しいものをわかりやすくと言うことが流行っておりますが、
わかりやすくしたところで、そこから漏れ出している物が必ずあるはずで、、、

むつかしいものはむつかしいんだ。
岡潔が小林秀雄に向かって、
今の質問をわかるように説明するには、
順を追って大学のマスタークラスまでおさめて初めてわかるようになります。
キッパリと言っています。

そうなんだよなー、と私なぞ
お二人とは次元が違いますがうなずいてしまいました。

今編み物にもハマっておりますが、
どんどんむつかしいものに挑戦しようとしています。
フェアアイルという色を変えての模様編みもやってみたいなあと。

音楽と編み物を例にあげましたが、何も学問といったって
座学だけじゃないんですよー。
小林秀雄も例に出していますが、野球だって何だって
好きになってやっていればむつかしいものに挑戦したくなる。
そういう意味で、むつかしいものほど面白いということ。

学問をたのしむ心ですねー。

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