帰ってこれる場所をもつ。
2024年03月05日
私はついつい頭でっかちになってしまうのですが、
身体に帰ってくると落ち着くんです。
あれこれ知識として仕入れてきて
どんどんあれやこれやを考え始め、
こうなのかなと続けることが好きなんですが、
さて、一人で練習しますか、となって
身体の観察をすると、あー、こういうことか、と
ふっと腑に落ちる時があります。
身体で起こったことって、大きく分けて二つ。
自分で意図してやっていることか、
習慣でついついやってしまっていることか。
実物としてここにある身体。
あることは事実なわけです。
(哲学的にどうこうあるとは思いますが)
この変えられない事実から始めることができる。
頭でっかちにあーだこーだ考えることはできますが、
じゃあ実際はどうなんだ、となった時に
考えていたことなんて吹っ飛んでしまって、
こうでしかない、となることがあります。
身体は触れるし、事実として
身体で起こっていることは起こっている。
頭で考えたことと実際をつなげる。
事実を突きつけられたときに
そうか、そりゃそうだよね、となります。
これが一人で練習している時に起こるのが楽しくて。
と同時に、頭でっかちではなく
現実に戻ってくるのは大事だよなあとも。
そういう現実に引き戻してくれるものが
私たちの身体という存在です。