惚れから始まる。
何かにのめり込んだり
調べてみようと思うことって
全部を知った上ですることではない。
文芸批評家の浜崎洋介さんという方がおっしゃっていました。
そりゃあそうですよね。
なんだか惹かれる、だから調べてみよう。となる。
あの人好きだわー、も同じですよね。
何にも知らないのに
その人のこと何にも知らないのに、好きだと思える。
これって、直感からそう感じている。
例として挙げられていたのは
ドストエフスキーの研究をすることに決めるのに
全集を読んでから始める人はいない。
決めた後に全集を読むんだ、と。
至極当たり前のことを言っているように私には思えますが、
最近の風潮としては、どうでしょうか。
なんだか、ある程度でも知ってから
物事を始めようとする、ような気がします。
つまらん。
なーーにも知らないけど、
なんだか惹かれるもの、って
私にとってはすごく魅力的です。
もっと知りたくなります。
私も「この人について行こう」と決めたのは
何回もレッスンを受けてからではなく、
1回目のレッスンでそう決めていたように思い出します。
まさしく、惚れたんです。
まだ出会ったばかりでなにも知らないけれど、なんだか
この人からなら真実を知れるのかもしれない。
そう思ったんだと思います。
レッスンというコンテンツを売りたいわけじゃないんですよねー。
私がここまで惹かれたアレクサンダーテクニークというものを
一緒に面白がってくれる輪を広げたいんです。
なんだか、この訳のわからない
と思われても仕方のないようなテクニックを
面白がってくれる人と出会いたいんです。
幸いレッスンに来てくれている人は
そういう方達なので本当に嬉しいし
これからも一緒に面白がっていけたらなあ、と。
昔インターネットもなかった時代に
日本でアレクサンダーを知ることはなかなか難しかった。
なのに、そんななのにその頃から始めた先生たちがいる。
聞いたら、「出会うんだよ望んでいたら出会う。」
そう言われました。
そこで、惚れちゃったんでしょうね、このテクニックに。
訳がわからないまま、なんだか惚れちゃったんでしょうね。
わかりますわかります。
面白がってくれる人と、
もっと出会いたい!
面白いですよーー。