楽しく演奏するってなに?

2023年08月05日

私が卒業した大学は
偏差値は高くないのですが、
その分野の仕事ではシェアがすごいらしいんです。 
専門のことが好きすぎて他の勉強ができないけれど、
大学に入って専門を勉強できる。

もちろん個人個人目指すところは違います。

「私は」ということです。だって私は
部屋全体が音で満たされることが何より楽しいわけです。

その音が気持ちよく響いていればなおニヤニヤです。

演奏はそんなに上手くないですけれど、
ニヤニヤしたくてずっと練習してます。
もっと楽しく演奏したいから。
技術的に上手くなるとできることが増えますものね。
(最近は基礎練大好きになりました)

「曲で練習している」そんなナカリャコフさんの言葉で
基礎練をほとんどせず基礎練嫌いの免罪符にしてました。
今考えると、曲のフレーズを使って
ロングトーンやタンギングのニュアンスなどを練習していたんだろうなと。
(なんだナカリャコフも基礎練してるじゃないか!)
しかも彼も場合ピアノという下地があり、
音階などの基礎的な知識はあるし。。。
私は大学からクラリネットを始めたので、1年生の夏休みは
ずっとロングトーンしてました。音だけは響くようにしたかったんです。
中学高校から始めていた人に何か一つだけでも追いつきたかったんですよね。


大学の頃部員で話し合ったことに、
楽しく演奏するってなに?というもの。

いろいろな答えがありそうな問題ですよね。
・技術的にはそこそこでも楽しければいいじゃない
・楽しく演奏するにはそれなりの技術がいるよね

どちらも楽しみ方としてはありだと思います。
赤ちゃんが楽しそうに手を叩いてるのって
見てると私も楽しくなりますし。

技術はすごいんだけれども楽しそうじゃない演奏ってあります。
ちなみに、ランスロが懸念して雑誌に寄稿していて、
吹奏楽コンクールは技術コンクールになってしまったというやつですね。

技術に頼ると、本来何をしたかったのかわからなくなる問題です。
これがさっき大学の頃話し合ったという内容とかぶってきます。
技術を身につければ色々なことができるから、
先に技術を身につけましょうなのか、
こういうことをしたいそのためには技術を身につけないとなのか。
ここには大きな違いがあるように思います。

私は後者でした。
もっとこうしたいが出てきて基礎練の大事さ面白さがわかりました。
高尚なことじゃなくて、音と音の間に音が入らないようにしたいとか
そういうことです。


子供の頃から技術を身につけておけば、
やりたいことが出てきたときにすぐにやりたいことができる、
のかもしれませんがどうなんでしょうか?
練習している技術をどう使うかわかっていないのに、
楽しさやモチベーションって続くんでしょうか?以前読んだnote。ピアノを習いに行っているのに
5回目くらいのレッスンでやっとピアノに触れた
という記事でも同じことを感じました。

そのピアノの先生は回り道をしないように
手の形から、譜面の読み方から教えるという方法だったのかもしれません。
わからないですが、でもその方には響かなかった。
後で大変になるのはわかっているけれど、
そのことを好きになってもらうことの方が大切かも。
壁にぶつかっても、なぜ基礎練をやっているのか
意味をわかって考えながらやるだろうから。

考えるって大事。

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