正しい動き。

2024年08月24日

自分の持っている動きのパターンで動いてしまう。

誰かに言われてそのように動こうとしても、
一人でやろうとすると、
手持ちの動き方でしか動けないんです。

では、どうすれば自分の中にない動きが
できるようになるのでしょうか。

アレクサンダーさんが言っているように、
正しい動きは自然に起こるんです。

これだけ聞くとどうでしょう。
じゃあ、何もしなくてもいいの?

違うんですよ。
この言葉には前提というか、
条件があってですね、
間違ったことをやめれば、が絶対条件です。

間違ったことってなんだってなると思いますが、
重力方向へ自分自身を持っていっている、
ということが例えば間違いの一つです。

レッスンでは簡単に「下」と言ったりしますが、
「下」へみなさん自分自身を方向づけてしまっている。

わたしは若い頃に
どうすればラクに立っていられるかと
考えたことがありまして、その時の答えが、
骨盤に上半身を乗っける、というものでした。

乗っけると言っているところから
わかるように、上半身を
「下」へと持っていっていました。

すると、上半身は重さを骨盤に預けられるので
ラクだと感じたんです。

でも、でも、
乗っけられて、重さを預けられた方の
骨盤周りとその下にある脚はどうでしょうか。

その時は膝を突っ張って、
足の大きな筋肉をしっかりと使って
頼まれた仕事をこなしていました。

これって、ラク??でしょうか。

そうなんです、わたしにとって
ラクに立ち続けると思った時、
上半身のことしか思い浮かばなかったんです。

これがわたしの動きのパターンでした。
やっぱり手持ちの動きからしか選べないんです。

若い時に身につけた動き、
「はい、やめます!」と言って、
すぐにやめることができるでしょうか。

意識している時には、
やめられたように感じることができるでしょう。
そう、意識している時だけです。
しかもやめられているかどうか
確かめる術がないんです。

まずはこういった自分の動きを
認識できるようになって、
自分の動き、そう動いてしまう、というものを
やめることができた時、その時
正しいことは自然に起こるんです。

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