目は閉じるな。

2023年08月25日

初めましてのレッスンでほとんどの方が
目を閉じます。

目を閉じるのはわかります。
私も閉じましたから。

何をしようとしているのか。
私が生徒の身体に触れるので、
私が何をしているのか、
これから起こることはどういうことなのか、
そんなようなことを
感じようとしているんだと思います。

マッサージや筋膜リリースのようなものに
通っていた頃、やっぱり
目を閉じてどこをどういうふうに押しているのかを
感じようとしていましたから、
これと同じようなことなんだと思います。

集中して何かを感じようとしているとも言えます。

私が手で何をしているのかを
「集中して」感じているんです。

「目を閉じて感じることは意味がないですよ、
それは、目を閉じて感じていても、
実生活では目を閉じて行動できないでしょ」
なんて言っていました。

「感じることは集中なんてしなくても
感じることはできますよ」とも言っていました。

でも、でも、
ここに本質はないんですよ。

なぜ目を閉じて集中してはいけないのか。

「集中する」という行為は、
人それぞれのやり方があります。
それが発動しちゃうんですよ。

そうすると、私がこうして欲しいと
手で示しても、「集中する」ことの方が
強く出てしまうんです。

新しくやろうとするものより、
馴染んだ習慣の方が強く出てしまいますから。

わかります。
目を閉じれば集中できると
無意識でやってきましたから、
目を開けたまま、周りを見たままなんて
集中できないよ、って言いたくなるのは。

そこはレッスン中だけでも、
横に置いておいていただきたい。

「集中する」ために目を閉じることで、
人それぞれの習慣的なものが出てくる。
それをやめてもらうためにも目は開けたまま、
周りをきちんと見ていて欲しいんです。

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