積み上げない。

2023年07月24日

一対一対応ではないんです。

レッスンをしていて思うのは、
これをすればこうなるということは
誰一人いなくて、
こういうふうに言ったら上手くいったから
別の生徒にもやってみよう、とやってみて
結果が同じだったことは一度もないんですよね。

いわゆる一問一答ではないんです。

わたしは骨格模型や解剖図をほとんど使いません。
それらは私たちのほんの一部しか示していないからです。

抜け落ちているものが多すぎます。

細かくしていって分類して
それらがつなぎ合わされば一つになるという
今の科学的考え方です。

私たちはもうすでに
今までの知識でバラバラにしてしまっています。
わたしもまだまだ分けて考えています。
これをまた全体として取り戻す。例えば
上半身と下半身とを分けて考えているしそう動いている時、
どうすればこの二つが連動して動くことができるのか。
なんてことをレッスンしています。

その人が引っかかっているところを
一つ一つ見ていくしかない。

今の教え方とは明らかに逆行してます。

わたしが大学生だった頃にもうすでに始まっていましたが、
年間予定が書かれた授業行程表がありました。
わたしの頃は全くなかったもののように
授業が進んでいましたけど、
今は行程表から外れると苦情がくるとか。
大学に求めるものが変わってきているんでしょうか。

レッスンとレッスンの間で
生徒がどんなことをやってきたのかも
次のレッスン内容を決めます。

それもいろんな人がいます。
別の知識を得て思い違いをする人。
色々やろうとしてなんだか大変になってしまう人。
もちろんわたし自身のことで、
そうして次のレッスンで戻してもらっていました。

ボディマッピングも同じで、
持っているイメージは、当然
全員違うものを持っています。
解剖学的にはこうですよ、としたところで
その人が見たいものしか見えないので、
また別のイメージに置き換わるか、
別のイメージが加わるだけ。解剖図や骨格模型が出てくれば
正解がまさにそこにあるように思える。
それら正解らしいものは、
自分の身体と比較してこそ意味が出てきます。

こういった正解らしきものって
とっても魅力的で、目の前に道ができるんですよね。
これを学べばいい方へ行けるはず、って。

そうするとその正解らしきものに
自分を当てはめちゃうんです。
わたしはやってました。

大きく回り道をしましたが
ようやく落ち着けたように思います。

「自分が何をやっているのか。」
これを見ていくと、自然と
何をすればいいのかが見えてきました。

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