練習嫌い②〜回り道のようで近道〜
練習のやり方として反復練習が一般的でしょうか。
できないところを何回も繰り返しやる。何回も何回もやる。
できる時もあれば、できない時もある。
ここからが分かれ道、
いつでもできるようになれるか、
いつまでもできるできないを繰り返すか。
もちろんできないところを繰り返し練習はします。でも、
できなかったから止まってすぐにやり直すか、
何ができなかったのか何ができていたのかを考え、
その上でもう一回やるのかでは大きく差ができてきます。
数式に置き換えるとこんな感じ。
理想としてイメージしているものがあって、それを「2」とします。
「2」になるように数式はいくらでも作れますよね。
例えば、1a+1b=2
「1a」を楽器、「1b」を運指だとします。
楽器を使って正しい運指で演奏すれば、
イメージ通り「2」の演奏になるかといえばそうではない。
できたと思える時はたまたま「1a」と「1b」の間に「+」をつけれただけ。次はつけれないかもしれない。
怖いのは、「+」ではなく
「 − 」や「 ÷ 」なんかをつけ続けて、それを繰り返し繰り返し練習すること。
正しい運指で練習しているんだけれど、やり方が違うまま、
その違うやり方を練習してしまっている時。
できないやり方を練習している。どんどんできなくなる練習をしていることになる。
できないなー、できないなーとは思っているが、
何がどうできていないかがわかっていないまま繰り返し練習すると、
「理想でない演奏」を練習していることになる。
付点をつけたりスラーでやったり色々やっては見るんだけれど、
楽譜通りやるとまた同じところができない。これもよくあります。
これも考えて練習しているようで、何にも考えていないとほぼ同じです。
結局何ができていないのわかっていないので同じようにしか吹けないことが多いです。
どうすればいいの?
理想とする演奏と今現在の演奏の
どこがどう違うのか、これをしっかりと観察すること。
その上でどうすればいいかを考えてからやり直すこと。
そうはいっても、いまいち自分のやっていることがわからないという方、
ぜひレッスンに来てみてください。
おもしろいですよ!
数式の例えいまいちだったかも。。。