背中のかすかな伸び
2025年01月09日
首ー頭ー背中がいい関係になると
背中が見た目ではわからないくらいの
かすかな伸びが生じます。
このかすかな動きが起こり続けるように
自分でやってしまっていることをやめていく。
アレクサンダーさんはこのかすかな動きのことを
背中が長く広くと表現しました。
そう、呪文の言葉です。
アレクサンダーの伝わらなさは、
背中が長く広くと言われたからって
ぐいっと伸ばしてしまうと
私が言っていることとは
別のことが起こってしまうということにあるんでしょう。
だからこそ自分の動きのパターンから
抜け出ることが必要なんです。
あなたの持っている言葉のイメージで動くことをやめていく。
この動きを阻害する習慣をやめていくんです。
見た目ではわからないくらい
普通には動いたとは感じられないくらいの動きです。
もちろんレッスンが進んでくると
このかすかな動きも動いていることを
感じられれるようになります。
呪文はこの背中がかすかに長く広くなるためのものです。
背中が長く広くなるために
頭は前へ上へいくように
頭が前へ上へいくために
首はフリーにする
ですので呪文を唱えるときは
順番が逆になって
首がフリーに頭は前へ上へ背中は長く広く
となるわけです。
背中が長く広くなり続けたまま動けるように練習します。
背中が長く広いままだと
全身が整った状態になって
当然手や足にも影響があります。
熟練アレクサンダー教師の動きはほんとに美しい。
在り方そのものが美しいです。
まさに野生の動きです。
一緒にいると落ち着くんですよね。