そだて、感覚。

私がレッスンでなにを行っているか。

何やらいいことを教えているのでは。
そう思われているかもしれませんが、
ほとんどの時間は別のことに使っています。

感覚を取り戻すことです。

毎度のお話ですが、
感覚が鈍っていることこそが
そもそもの原因であることがほとんど。
そう言っていいくらいです。

もちろん同時にいろいろやりますが、
感覚が伴ってきてわかるようになるための
仕込み、といってもいいくらい
生徒にはちんぷんかんぷんなこともいいます。

レッスンが進んできて初めて
あの時言っていた意味がわかるようになった、
なんてことはいっぱいあります。

感覚を取り戻しつつあるんだな、と
指標になるので、わからなくてもあえて
どんどんやっていきます。

アレクサンダーレッスンの特徴の一つに
首に着目することがありますが、
これだって感覚が鈍いとわからない話。

その先の呪文の話なんてほんとに
ただの呪文でしかないんです。

もちろん後に身体と繋げていくんですけどね。

そうすれば呪文は呪文でなくなり、
自分への声がけに変化します。