科学的、の落とし穴。

動きを分析して
こう動く時にはこうなっているんだな。
どんどん細かくみていくことができます。

この動きにはこの筋肉で、
どの骨が主に使われていて、
なんてことができてしまいます。

このこと自体が落とし穴、ではなくて、
分析したからには、次に同じ動きをしたときも
同じように動こうとしてしまう、
このことが落とし穴なんです。

科学って基本的立ち位置は
再現性があることを前提にしていますからね。

同じなんてことはないんです。でも、
私たちは、再現できると思えてしまう。

これこそが最大の落とし穴です。

同じように動いていると思っていても
なにかしら違うんです。

違っているのに、
同じように動こうとしてしまう。

こうなるともう、それは
身体にこう動け、と命令しているだけです。