鈍く感覚。
2025年10月24日
アレクサンダーテクニークは前提として、
人間、特に最近の人たちは、感覚に対して
鈍くなりすぎているというところから始めます。
身体に対して意識がほとんどない。
身体を無視してしまっているんです。
頭ばかりになっている。
アレクサンダーさんは著書で、
身体に不調が出てきてしまった時、
なにかしら身体を鍛えることで解決しようとしている。
しかしそれは身体への感覚が
鈍くなっていることが原因なのだから、
鈍いままの感覚ではなにをしても
同じ結果になってしまうじゃないか。
それへの反発で、
考え方が良くないんだ、考え方を変えることで
素晴らしいことが起こるんだ。
これもおそらく同じ結果が待っているでしょう。
身体からのアプローチでダメなら
心、精神的なアプローチでとしているだけだからです。
極から極へと移っただけです。
これらの指摘されているやり方に
抜け落ちているのは、しっかりと
なにが起きているのかを受け止め、
なにがどう変化したのかという視点です。
わたしのアレクサンダーレッスンでは
鈍くなっている感覚を取り戻すところから始めます。
(もちろん同時進行でいろいろやります)
これは以前にも紹介した、デューイが書いた
必要としている人は必要としているからこそ
この話がわからないといったことです。
感覚が鈍くなっているからこそ、
鈍くなっていることに気づけていないんです。
レッスンで、感覚が鈍くなっている、もしくは
やっていると思っていることと
違うことをしているかもしれない、といったことが
わかるようになるはずです。
わんちゃんのように
連絡お待ちしております。