達人を信じるな。
それは私たちが目指している
まさにその場所にいることで
出てくる言葉だからなのかな。
それは私たちが目指している
まさにその場所にいることで
出てくる言葉だからなのかな。
わたしは日本語しか話せないので
日本語で伝えるのですが、
アレクサンダーテクニークは
オーストラリア人のアレクサンダーさんが
英語、もっというとオーストラリア訛りの
英語で考えていったものです。
身体がどういう状態なのか、
ラクに動けるのか、
などなどを観察して判断するのではなく、
頭でっかちに
いわゆる、いい姿勢
ただ座っている時と同じように
身体を丸めないように
しっかりと上方向を思う
などをやろうとしていた。
身体にあるべき張りを持ったままで、
入れすぎている、もしくは
固めてしまって動けなくしている
力だけを抜く、これが
わたしがレッスン時に言う脱力です。
わたしの先生の先生の先生がアレクサンダーさんなので
4代目です。アレクサンダーさんとの間に二人の先生がいます。
お二人ともにそのまま伝えようとおっしゃっていたので
どうしても入り込んでしまう個人の考えも含めて
そのままを教わったことになります。
これは感覚について。
感覚は人それぞれで
どう感じたのかが違っています。
違っている上にどう言葉にするかも違います。
アルトクラリネットのペグの高さについて
勝手に解決したと思ってしまっていました。
方向性っていいものだけではないんです。
私たちは無意識で色々な方向性を持っています。
私たちは虫さんが殻を身につけているように
外側の大きな筋肉を固めてしまっています。
本来の仕事はそうじゃないのに
ずっと任せてしまっています。
レッスンをしていて思うのは、
これをすればこうなるということは
誰一人いなくて、
こういうふうに言ったら上手くいったから
別の生徒にもやってみよう、とやってみて
結果が同じだったことは一度もないんですよね。
毎日のように椅子の前に立って
自分と向き合っていると
なかなかおもしろいことがわかってきます。